今回の補修は、「鏡面扉の陥没穴補修」です。
しかも・・2箇所!!
まず1箇所目は
パチンコ店のトイレ内の扉に空いた穴の補修です。。
2箇所目は、先ほどの扉の裏側です
しかもこちらは鏡面というだけではなく、
「柄付き」です。
単色であれば、塗装するだけでいいんですが、
模様がある場合は、塗装後に模様を再現しなければならないので、
難易度が急激に上がります。
しかも、映り込みが鏡のようにピカピカ、ツルツルなので、
その表面も合わせなければなりません。
2箇所を1日で・・・
とりあえずやってみましょう!
傷箇所の状況は?
誰かが殴ったんでしょうか?
ただ、表面を触ってみると・・
めっちゃ硬いです。
これだけ硬い素材のものを、拳でこれだけの穴をあけるというのは
かなりのパンチ力がある方ですね。
穴の裏側には、クロス状になった下地材が入っているように見えますが、
ほとんど空洞に近い状態です。
なので、2箇所とも裏にバックアップをして
しっかりと固定しておかないといけません。
作業開始
まず陥没している破片をカッターなどで取り除きます。
これ、取り外すのに1時間ぐらいかかりました。
硬くてカッターの刃が入らず、折れてしまうのです。
なので、スクレーパーやほかにも硬い刃物で
なんとかかんとか取ることができました。
次に裏地をバックアップして、しっかりと固定します。
接着剤で固めていき押しても動かないぐらいガチガチに固めます。
次は充填剤で表面の穴を埋めていき、研磨で平らに成形していきます。
下地の色を作っていきます。
表の単色の白と、裏の白が少し違うので、2色作っておき、
柄がある縦のラインの色も作って、合計3色作りました。
スプレーガンを使用して色を染めていきます。
染めたら、柄を再現していきます。
最後にクリアをぼかし塗装して、艶を合わせていきます。
完成!