こんにちは、こんばんは、おはようございます。
本日は入居されているお宅のフローリングの補修です。
素材は大理石のような模様のシートを表面に張っている
「ダイハード」という種類のフローリングです。
見た目はビアンコのような模様で大理石ぽいですが、
木材のフローリングの上にシートを張っているものです。
今回は長年住んでいるお宅だったので経年劣化が進み
シートの角や淵が浮いてきてしまっている状態でした。
接着材でくっつけても、ゴミが入っているので表面がフラットになりません。
これは浮いている部分を除去して、補修しないといけません。
作業工程は
シートが浮いている部分をスクレーパーで除去し、
液体の接着剤を流し込み、再度浮いてこないように固定します。
その後、白色に近い充填剤で面をだして、
下地の色に調色した塗料で、一度充填剤の輪郭が消えるまで塗装します。
黒色の模様が消えてしまうので、
模様の色に調色した色をスプレーガンに入れ、
できるだけ違和感がないように、模様を再現します。
最後に艶を見て、必要であればクリヤーで艶合わせをして終了です。
(ざらつきは2000?3000番程度の細かいぺーパーで除去)
難しいのが調色です。
同じようなピースの中で一つだけ塗装すると、
どうしてもまったく同じ色ではないので、
1つのピースだけ違和感が出てしまいます。
なので、今回は周りのピースは養生せず、
充填剤を染めながら、ぼかしました。
(調色も塗装→色確認→再調色→塗装→色確認→再調色と繰り返して合わせていきました。)
次に難しかったのが、黒の模様です。
稲妻のように複雑に入ったラインは、筆などでは再現できないので、
スプレーガンでできるだけ、口を細くして塗装しました。
何度かこのような補修をしたことがありますが、
今回もなかなかうまく補修できたのではないでしょうか。
お施主様にも確認して頂きましたが、
どのピースを補修したかわからず、
補修したピースの隣を見て、「全然わからないですね!」と
嬉しいお言葉を頂きました。
ありがとうございます。